写真 :Getty Images

キケ・セティエン初陣からみる今後のバルセロナ

Writerタイタン

スーペルコパ、アトレティコ・マドリード戦の敗退後バルベルデ監督を解任したバルセロナ。それを受け、新たに就任したキケ・セティエン監督の初陣を見ていく。

目次

  1. セティエン監督の経歴
  2. バルベルデ体制の特徴と問題点
  3. 明確に表れたキケ・セティエンのスタイル
  4. グラナダ戦から見る今後の課題

1. セティエン監督の略歴

2001年から監督業を始め、長い間スペインの下部リーグを戦場として戦い続けてきたセティエン監督。

注目を浴び始めたのは、17-18シーズンに就任したレアル・ベティスで戦績を受け、その名はスペインだけでなく多くのサッカーファンに知られることになる。

ポゼッションを高め、相手にボールを持たせず、ひたすらに自分たちが攻め続けるサッカーをセティエン監督のもとで繰り広げたベティスは6位と躍進。18-19シーズンには乾貴士が加入したことで、日本メディアにも注目された。

近年、以前までのポゼッションを高めて攻めるスタイルから、堅守速攻のチームがラ・リーガ全体で増え、対策もされたことで勝利につながらずベティスファンの不満もたまり最終的に10位でシーズンを終え退任をしている。

そんなセティエン監督はいったいどんなチーム作りを目指しているのか?

ベティスを率いていた時のセティエン監督本人の言葉からみていく。

私にとっては結果よりもチームから伝わってくる印象の方がはるかに大事だ。

 

私は0-0よりも4-4を選ぶ。選手にとっても失点ゼロを目指して守るより攻撃する方が楽しい。ポゼッションの時間を長くすることで守備をしたいと考えている。

 

クライフのバルセロナと対戦した時、90分のうち80分は相手ボールで走り回らされるだけだった。この経験から勉強と分析を始め少しづつ監督の道へ入っていった。

選手の特徴と対戦相手との力関係からカウンター志向になる監督もいる一方で、彼は若い頃にクライフと対戦した経験から、ポゼッションを高めることで攻撃の時間を増やしつつ、守備の時間を減らすことが勝利につながる最善の方法だという哲学を持った監督だと言える。

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