写真 :Getty Images

ゴミ拾いから世界的名手へ〜愛すべきエンゴロ・カンテの物語〜

元トッテナム指揮官ハリー・レドナップはこう告げた。

カンテは一人でマケレレ、キーン、ヴィエラ三人分の仕事をする。

チェルシーのエンゴロ・カンテは世界最高の守備的ミッドフィルダーの一人であり、チームメイトから最も愛される男の一人だ。

今回はそんなエンゴロカンテの物語を見ていこう。

 

★ エンゴロ・カンテの物語

エンゴロ・カンテは1991年5月29日、フランス・パリで誕生した。カンテの両親は1980年西アフリカからより良い環境を手に入れるためフランスに移住したそうだ。そこで彼は生を授かった。

カンテは五人兄弟の長男として誕生し、すくすくと成長していった。しかし、彼が11歳の時最愛の父が他界してしまう。まだ11歳だった彼に一家の長男としての責任がこの時重くのしかかった。

この時彼はサッカーで家族を救うことを固く決意する。

幼き日のカンテは既に働くことの価値を知っていた。なぜならば、彼は人生において何かを成し遂げるためには働いてお金を貯めることが唯一の手段と悟っていたからだ。

ちなみにパリの近くの貧困エリアで育った彼は、東パリ中の価値のあるゴミを拾い集めて、リサイクルショップに持っていきお金を得るという方法で生計を立てていたそうだ。

しかし当時のカンテはゴミ拾いを続けても家族が貧乏な生活から抜け出せないことを強く理解していた。そして経済的な自由を得るためにできる代わりの仕事を探し求めていた。

少し話は過去に戻る。

1998年フランスワールドカップでカンテはスタジアムや街に捨てられたゴミによって大金を手にする。そしてフランスが優勝し、フランスが熱狂に包まれる姿を彼は目の当たりにした。

当時のフランス代表には多くにアフリカ系のフランス人がプレーしており、カンテは彼らに目を奪われた。当時7歳のカンテの心の中にこの出来事は強く残ったという。

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