写真 :Getty Images

サッリボールの考察

3. クリスティアーノ・ロナウドの起用法

1番これが気になっている方は多いと思います。

まだコンディションが上がり切っていない現段階で評価するのは非常に難しいものがありますが、それでもチーム最多の公式戦5得点を挙げていることは評価していいでしょう。むしろ彼に求める部分はそこです。いや、”それしか求めていない“と言うのが正しい表現でしょうか。

贅沢を言うと決定期逸脱が割と目立つので、決めるところはしっかり決め切って欲しいです。GKのスーパーセーブの嵐に遭ったというのも影響していますが。

ぶっちゃけシュートミスに関してはある程度目を瞑るようにはしています。

それ外すのなら人並みに守備しろよと思うことは少なくないですが…。

それよりもアッレグリ時代…もっと言えばレアル・マドリード時代から低い位置でボールを受けたがる傾向にあるロナウドですが、近年はドリブルで何人も剥がせることは出来ないレベルです。

我々が抱いている不満は可能性の低い無謀なドリブルを繰り返し、奪われてカウンターを喰らうことです。このままだとマチュイディとアレックス・サンドロが過労死します。

敵陣で数的有利の際もロナウドがボールを持つとスローダウンしてしまい、速攻のチャンスをフイにしてしまうことも珍しくありません。

先日のロコモティフ・モスクワ戦ではそれが顕著に現れて、ロナウドが低い位置に下がることで選手間の距離が近すぎてスペースを消してしまう原因になりました。ベンタンクールがやりづらそうにプレーしていましたね…。

昨季からずっと口酸っぱく言ってますが、ロナウドには最前線でフィニッシャーの役割をこなして欲しいのです。

アッレグリはロナウドのCF固定化を早い段階で諦めて、ディバラ、クアドラード、ドウグラス・コスタよりもマンジュキッチ、ベルナルデスキとの併用を優先して守備のバランスを保ち、攻撃のチグハグさを有耶無耶にしてきました。

サッリはロナウドが左でボールを持った時はウィンガーとして、右でボールを持った時はフィニッシャーとしてプレーさせているように思います。

ロナウドの今シーズン決めた5得点(PKを除く)の全ては半分より右側でシュートを打っています。

ポストプレーは上手とは言い難いですが最前線の中央付近でプレーすれば、何度かワンタッチパスで決定期を演出することもあります。

時間帯によっては左サイドや、ピャニッチの近くでボールを持ちたがることがありますが、それでも90分通して見れば、シュートチャンスを得られるポジションにいる回数は圧倒的に多いので、サッリは敢えてCFに固定させていないのだと思います。

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