写真 :Getty Images

結果と内容、情熱と戦術。先の見えない混沌の中に希望はあるのだろうか

さて、Twitterの方では散々ジャンパオロについてネガティブなことを言い続けている私でありますが、ここでジャンパオロに抱いている不信感というものを言語化しておこうと思います。

左:解任されたジャンパオロ 右:前監督ガットゥーゾ【Getty Images】

最近ガットゥーゾとジャンパオロの比較論がTwitter上でよく見られます。ジャンパオロには明確な戦術があって、ガットゥーゾには情熱しかないというような意見も見られます。

確かにガットゥーゾはジャンパオロほど監督としての引き出しは少ないかもしれませんし、時間をかけたからといって面白いチームが作れるとは思いません。実際私もそんなサッカーに嫌気がさして昨シーズンCL権を取ってガットゥーゾには勇退してもらうべきだと言いました。

しかし、ガットゥーゾとジャンパオロを比較するのはナンセンスだと思います。

確かにガットゥーゾの引き出しは少ない。ただ、少ないながらもそれらを全て使い、戦えるチームへとミランを導いてくれました。イブラヒモビッチとチアゴ・シウバの移籍と多くのレジェンドが引退した11-12シーズン以降ミランには以前あったビッグクラブらしい決定的な何かが失われてしまっていました。

決定的な何かというものが勝者のメンタルなのかそれとも他の何かなのかは私には分かりませんが、それでも何か決定的なものが失われてしまった気がするのです。しかし、ガットゥーゾミランではその失われてしまった決定的な何かがチームに戻ってき始めた気がしていました。

ただ、それでもCLという舞台に返り咲くにはガットゥーゾでは足りなかった。この世は結果が全てです。あのタイミングでの監督交代に異論はありません。ガットゥーゾが成し得なかったことを成すためにミランが選んだのがジャンパオロでした。あと一歩、小さいようで大きいあと一歩を踏み出すために….しかし、現実というものは残酷で今シーズンは早くも絶望のシーズンとなってしまいそうです。

確かにガットゥーゾよりジャンパオロの方が持っている引き出しは多いのかもしれません。しかし、ジャンパオロはその多くを使いきれていない。持っている引き出しを使いきれてない時点でガットゥーゾとジャンパオロを比較するのはナンセンスだと思うのです。ジャンパオロは時間がかかる監督だから引き出しを使いきれていないのは仕方ないのかもしれません。しかし、我々は腐ってもACミランなのです。時間がかかるから仕方ないで済まされるクラブではありません。ジャンパオロ解任というワードが出るのも不思議ではありません。



2/5 ページ


転載元:
https://milanlover.hatenablog.com/entry/2019/10/04/161817

関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。