写真 :Getty Images

19-20 マンチェスターU中盤のコンダクター ~スコット・マクトミネイ~

2.突然の覚醒

私も、マクトミネイを絶賛するモウリーニョを冷ややかに見ており、ギブソンやクレバリーのような、ユナイテッドでは大成できずに数年後には中堅チームに移籍していく選手と位置付けていた。

モウリーニョが去り、スールシャールがやってきてマクトミネイをどう扱うか注目していたが、1月に2023年までの契約延長にサイン。中盤の選手に怪我人が続出したことで、33節のウルブス戦で出番が回ってきた。

この試合で最も目を引いたのは背番号39のマクトミネイだった。

前半13分にはミドルシュートを決め、プレミア初ゴールをゲット!その後も攻守に渡ってチームに活力を与え、積極的に前へ出てミドルシュートを何本も放った。

ウルブス戦でシュートを放つマクトミネイ【Getty Images】

私はこの試合のマッチレビューで、マクトミネイをジェラードに例えた。宿敵レッズのレジェンドに例えたのはまずかったかもしれないが(笑)、そのぐらい優れた「Box To Box」プレーヤーであるとこの時わかったのだ。完全に自分の評価が間違っていたことを思い知った瞬間だった(笑)。

ウルブス戦マッチレビューはこちら

その後行われたCL準々決勝バルセロナ戦(1stレグ)は、昨シーズンのマクトミネイのハイライトと言って良いだろう。

90分間プレスを掛け続け、バルセロナの攻撃を無効化し、攻撃面でも、ハーフスペースを上手く使って攻撃の起点になっていた。

ダイナミックな動きの中に、繊細なボールコントロールも出来、ファーストコントロールで相手を躱し、瞬時に前を向くプレーも披露。BBCのMOMにも選ばれ評価を高めた試合となった。

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