写真 :Getty Images

世界に10%のレフティーが誇る絶対的優位性

② 左利きが右利きのDFをかわす場合(想像力必要)

右利きは生活するとき常に左足に重心がかかっている。ジャンプするとき左足で踏切り、「休め」の姿勢で左足に体重を乗せる。これは生活レベルから刷り込まれている無意識の習慣のようなものであり、必要に迫られて臨機応変に切り替えられるものではない。右利きは常に体重が左側に寄っているのだ。

では左利きのFWが左足でボールを持っている状態を想像して欲しい。リアルに。

左足の彼はあなたをかわして左足でシュートを撃ちたいだろう。ということはあなたの右側を通りたい。右側を通る前に先述の4択を考える。この間も徐々にあなたに近づいてくる。急激にあなたの左方向に動くFW、あなたは一瞬出遅れただけでさっきから重心が乗り気味だった左足に完全に体重が乗るタイミングができる。乗り切った瞬間、相手が左足であなたの右側に方向転換。完全に逆をとられる。

こう書くと、「いや、分かってるよそんなことは。だから対策するんでしょ」という話になるが、結局「分かっていても止められない」という言葉が生まれたのはそういうことなのだ。

なぜ分かっているか、90%のプレーヤーが同じケースに陥るからだ。

普段から重心が左に寄っている右利きは方向転換されただけで体重を右に移動するのに時間がかかる。「次何をするか分からない」選手なら抜かれる時の技術で納得できる。そうでないから不思議な感覚になるのだ。

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