写真 :Getty Images

チリの戦士、アルトゥーロ・ビダルの獲得は正しかったのか?

なぜバルセロナはビダルを欲したのか?

ペップ・グアルディオラの退任以降、バルセロナは中盤での支配力を失う一方です。以前のようにポゼッションを保てなくなるということは、即ち相手にボールを持たれる時間が長くなるということです。

シャビやイニエスタのような純バルセロナ産のMFはボールを持たせれば誰もがひれ伏せるほどの存在感ですが、ボールを取り上げられれば途端に非力な存在へとうって変わります。

ペップ以後、ラキティッチやアンドレ・ゴメス、パウリーニョなどよりフィジカルな選手が獲得されていることは偶然ではありません。バルセロナはもはや技術とポゼッションだけでヨーロッパを蹂躙するチームではなくなってしまった何よりの証拠です。

そしてビダルもまたその系譜を継ぐフィジカル系の中盤です。(バルセロナの中では)ボールさばきとテクニックで劣りはしますが、それを補って余りある体の強さとエネルギーがあります。

特に相手のボールを奪いに行くエネルギーは凄まじく、ボールを奪えなくとも相手にプレッシャーをかけることで守備を非常に楽にしてくれます。メッシとスアレスがビックマッチ以外では殆ど守備をしない現チームに置いて1.7人分くらいの働きを見せるビダルはまさにうってつけでした。

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